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RPAってなにもの?本当に中小企業に役立つの?

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こんにちは!地方在住の財務会計・IT領域を専門とする中筋@中小企業診断士です。

中小企業の生産性向上にむけ、IT経営が推進されています。とくにAI(人口知能)と並んで注目されているのがRPA(定型業務の自動化ツール)。IT導入補助金でも下図のように効率化の切り札みたいな紹介をされています。
RPA.png

筆者も社員40人規模のオフィス機器小売業にRPA導入支援を経験しました。結論は、今の段階で規模の小さな中小企業への導入は無理。導入ベンダーは色々とあおっていますが、RPAはやはり魔法のツールではありませんでした。

期待の?RPA。「誰でも簡単に作れて簡単に使える… 」実は違うんですよ

使えない①パソコンにデータが無いと処理ができない

RPAはパソコンの中にデータが無いと処理ができません。例えば、受注データ(エクセル)を販売管理システムに自動的に転記することはできます。
ところが、多くの中小企業では、FAXの注文票など紙データを見ながらデータ登録、転記する作業が少なくありません。紙データは、パソコンに無いため、RPAではどうしようもありません。
「紙帳票をスキャンして、CSVなどのデータ化し、システムに自動転記する」なんて期待する人が多いのですが、今の段階では夢物語です。

使えない②ほんとにだれでもでも作りこめる?

RPAにはシナリオが必要になります。シナリオとは、人に仕事を依頼するときと同じように、RPAに指示する仕事の内容をまとめたものです。

このシナリオは、業務内容をよく知っている社員がRPAツールを使って開発するのが理想です。RPA導入ベンダーは基礎的な研修プログラムを受ければ誰でも作れるといいます。
しかし、1~2日の研修では、かなりのSE的なスキルが無いとまず開発することができません。コマンド(部品)が多すぎて混乱したり、開発方法が複数あったりして、途中でギブアップしてしまう人は少なくありません。

感覚的には、少なくともExcelVBAを使ってプログラムを作れるぐらいのスキルが必要と感じます。
業務内容を習熟し、それをExcelVBAレベルのプログラムを作れる人材を規模の小さな中小企業で見つけ出すのは困難です。

使えない③ RPAは新入社員と同じ。教育係の負担は大変。

一定規模の会社であれば、業務ノウハウがありSE的なスキルのある人がRPAの担当者になります。新入社員を採用した時の教育係と考えるとイメージしやすいです。
新入社員と同じように、RPAは教えた(シナリオ)通りの仕事しかできません。シナリオが間違えていたり、個別判断が必要だったりする時には、思わぬ行動をしてしまいます。
そのため、教育係は、丁寧に仕事を教え込まないといけません。人間であれば、言外の意味をくみ取り、ある程度期待通り動いてくれます。RPAは機械ですので、細かな点までシナリオを作成しなければいけません。
もちろん教育係も、自分の仕事を持っています。所属部署の上司や同僚の理解や協力がないと途中で挫折してしまいます。

期待のRPAですが、中小企業で使いこなすのは本当に大変です。今の世の中、PDFのエクセルなどへの無料変換ツールが出回っています。まず、「紙の情報をパソコンにのっけられるようにデータ化する」取り組みが必要です。

ここにノウハウを出品

中筋 一郎

No.1000000264

中筋マネジメントオフィス

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財務会計領域を専門とする中小企業診断士です。
地方在住ですが、各種補助金申請を中心に、ITツールを駆使して全国の中小企業をご支援しています。
①保有資格
中小企業診断士、行政書士、税理士(科目合格)、SAP社・MS社認定コンサルタント(財務会計)
②ご支援可能なサービス
・経営計画策定支援(補助金申請、銀行融資)
・記帳代行(Freee認定アドバイザー)
・webコンテンツ執筆(経営管理、財務会計、iICT領域)
・IT導入支援(RFI,RFP作成支援)
・外国人労働者採用手続き支援
③経歴
・IT系上場会社  財務会計部門 20年
・コンサルファーム 経営コンサルタント10年
・地方の商工団体 経営指導員
・独立後、中小企業向けに財務会計領域を中心に経営改善を支援

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