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「Clubhouse」活用法を徹底解説!登録から使い方まで画像を交えて紹介

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いま話題の音声SNS「Clubhouse」をご存じでしょうか?

ユーザーの話を聞けたり、あるいは自分がスピーカーになって配信が可能なSNSで、1月23日の日本版リリースと同時に利用者が爆発的に増加。たった約2週間で、ユーザー数が50万人を突破したという試算もなされています。

参考:https://toyokeizai.net/articles/-/410282

 IT企業を中心に、早くもビジネスへの活用が見込まれはじめているClubhouse。
その登録方法や使い方、活用法などについて解説をしていきます。

1.Clubhouseでできること

Clubhouseでできることをざっくりと説明すると、以下のようになります。

  1. プロフィールの公開
  2. 他のユーザーのフォロー
  3. 配信中の番組の視聴
  4. 配信の実施

なかでもコアとなる機能が③と④。

特にClubhouseでは「手を上げる」というボタンを通じて、視聴者が自ら登壇して話すことができます。また逆に、登壇者が話すのをやめて視聴者に回ることも可能。

ひとつの配信の中で、コンテンツの発信者と受信者が流動的に入れ替わっていく点が、Clubhouseというアプリのユニークな部分と言えます。

発信を通じて、同じ興味・関心を持つ人とつながっていけることから、ビジネスの仲間集めや認知の拡大などが期待されています。

ただし、Clubhouseの禁止事項として以下のようなものがあります。

  • 許諾なく、特定の商品やサービスを購入するよう宣伝する行為
  • コンテストや懸賞などの勧誘行為

参考:Terms of Service(Alpha Exploration Co.)

たとえば、通販ラジオのような番組はアカウント停止の対象となり得るおそれがある点には留意しておきましょう。

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2.Clubhouseの登録方法

Clubhouseは招待制です。

そのため参加するためには、誰かに招待してもらうしかありません。
また、2021年2月6日現在、ClubhouseはiPhoneのみ対応となっています。

招待はすべてSMS(電話番号を使ったショートメッセージ)で行われるため、招待する側があなたの電話番号を知っていることが前提となります。

また、ユーザーの招待枠には限りがありますが、
以下の条件を満たしていると、枠を消費せずに招待できる場合があります。

  • 招待される側がClubhouseのアプリをダウンロードし、プロフィール登録を済ませている
  • 招待する側、される側の両方が、お互いの電話番号を電話帳に登録している

ただし、この枠を消費しない招待が通知されるタイミングはランダムであるため、
身近に招待枠を持っている人がいない場合はいずれにせよ待つ必要があります。

招待枠は随時追加されていくため、事前に招待してもらえるよう相手に頼んでおくのもよいでしょう。

無事招待のメッセージが届いたら、晴れて利用可能となります。

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3.画像で解説!Clubhouseの使い方

次に、Clubhouseの各ページの使い方について、基本的な部分を解説していきます。

①トップページ

image.png
トップページでは、現在放送されている配信(roomと呼ばれます)が大きく表示されています。
画面をスクロールして気になる番組を探し、タップすることで入室できます。

また、「+Start a room」のボタンから自分の配信をはじめたり、この次に解説する「フォロー一覧ページ」から、フォローしている人が聞いている配信に自分も参加したり、1対1の会話に誘ったりすることができます。

②フォロー一覧ページ

image.png
トップページの「フォロー一覧」アイコンをタップするか、画面を右にスワイプすることで、フォローしている人の一覧を見ることができます。

フォローしているユーザーが現在視聴している配信を見に行けるほか、
ユーザーの名前の横にある「+Room」アイコンからプライベートなトークルームを作ることもできます。

プライベートルームは他のユーザーのトップページに表示されず、また参加することもできないため、身内同士でのおしゃべり等に使うことが可能です。

③配信ルーム

image.png
配信ルームでは、

  • 登壇者(スピーカー)
  • 視聴者(オーディエンス)

に分かれて、アイコンが表示されます。

また、登壇者の中には「モデレータ」と呼ばれる役割を持つ人もいます。
モデレータは視聴者を登壇者として招いたり、逆に登壇者を視聴者に戻す権限を持っており、配信全体の進行を担います。

モデレータの任命は、主催者や別のモデレータが自由に行うことができます。

主催者がルームを退出しても、モデレーターが残っていれば配信を続けることができるため、自分が別の用事がある際は別の人をモデレータにして配信を続ける…といった活用が可能です。

また視聴者側は「手を上げる(Raise a hand)」というアイコンをタップすることで、モデレータに登壇をリクエストすることができます。

以上が、Clubhouseの基本的な使い方です。
次の章では、自分で配信を行う際の方法について解説をしていきます。

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4.Clubhouseでの配信のはじめかた

Clubhouseでの配信は「Roomを作る」などと呼ばれ、下記2つの方法があります。

  1. 今すぐ配信(Room)を立ち上げる
  2. 配信(Room)をスケジュールする

①今すぐ配信(Room)を立ち上げる

 ・トップページの「Start a room」をタップ

image.png

・配信(Room)の公開範囲とタイトルを決定

image.png
Roomの公開範囲は下記の通りです。

Open…全ユーザーに表示され、だれでも参加可能な配信
Social…自分がフォローしている人のみに表示され、参加可能な配信
Closed…指定した特定のユーザーのみ参加可能な配信

なお、公開範囲は配信を開始した後からでも変更が可能です。

 また画面の「+Add a Topic」をタップすることで、ルームのタイトルを決めることができます。
※全角・半角問わず60文字まで

 特にオープンな配信を立ち上げる場合、どのような部屋かをタイトルで明示することで、参加者が集まりやすくなります。うまく活用しましょう。

 必要な項目を入力して「Let’s go」のボタンをタップすると、すぐに配信(Room)が始まります。

・配信開始後の画面と操作方法

配信を開始すると、以下のような画面となります。
image.png
ひとりで配信をはじめた場合、最初は視聴者(オーディエンス)がいません。
招待ボタンを使ってフォロワーに通知するなどして、視聴者を集めましょう。

その他にも、

  • 視聴者(オーディエンス)のアイコンをタップして登壇者(スピーカー)として招待
  • 登壇者(スピーカー)を視聴者(オーディエンス)に戻す
  • 登壇者(スピーカー)のアイコンをタップして、モデレーターに任命
  • ユーザーのブロックや通報

といったことが可能です。

②配信(Room)をスケジュールする

特定の日時を指定して配信を行う場合の操作は以下の通りです。

・トップページのカレンダーアイコンをタップ

image.png

・スケジュールされた配信の一覧がでてくるので、赤枠で囲まれたアイコンをもう一度タップ

image.png

・イベント情報の入力画面に下記の必要情報を入力し、「Publish」をタップ

image.png

以上で配信のスケジュールが完了となります。

一度公開したスケジュールを確認するには、トップページのカレンダーアイコンをタップしたあとで、下記画像の赤枠部分をタップし、「My Events」を選択しましょう。

image.png

image.png
スケジュール配信は、タイトルに加えて「概要」を入力できる点が大きく異なります。
※全角半角問わず200文字以内

ユーザーに向けてより多くの情報を届けられるため、日時が決まっている場合はスケジュール配信を活用したほうがよいでしょう。

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5.Clubhouseの配信で人を集めるコツ

これまで、Clubhouseの基本的な操作方法を解説してきました。

しかし、始めてフォロワーが少ない状態で配信を開始しても、なかなか聞いてはもらえません。オーディエンスを増やすためにはいくつかのコツがあります。

①プロフィールを充実させよう

Clubhouseでは、プロフィールが非常に重要な役割を果たします。

視聴者側も「どんな人が話しているのか」をプロフィールで確認しますし、登壇者(スピーカー)として招待された際も、自己紹介がわりにプロフィールを見られることが多くあります。

特に重要なのが、プロフィールの最初から3行です。

配信中の部屋(Room)の参加者のアイコンをタップすることでプロフィールを確認できますが、このプロフィールは最初の3行以降が省略されます。

image.png
プロフィールの最初の3行で、「自分が何をしている人間なのか」が端的にわかる内容を登録しておくのがコツです。

またプロフィールの内容はユーザー検索の検索対象となります。

 そのため、自分が興味のあるジャンル/業界の単語を3行目以降に入れておくと、同じ関心を持つ人と繋がりやすくなるでしょう。

②自分の関心のある領域の人をフォローし、配信に参加しよう

プロフィールの登録が完了したら、自分の興味・関心のあるジャンルの人をどんどんフォローしていきましょう。

そうすると、トップページにフォローした人が主催している/視聴している配信がどんどん表示されるようになりますので、まずは自分が興味を持った配信に参加をしてみてください。

そうすると、同じ興味・関心を持っているリスナーどうしで、フォロー/フォロワーの輪がだんだんと広がってくるかと思います。

友人をClubhouseに招待し、そのつながりからフォローを広げていくこともできるでしょう。

③積極的に登壇・交流してフォロワーを広げよう

ある程度使い慣れてきたら、単独で配信をするのではなく、まずは他の人の配信で積極的に登壇していくことをおすすめします。

登壇者になると他の視聴者からの注目も集まるため、視聴者からのフォローが増えやすくなります。

セミナーのような内容ではなく、交流会のような配信部屋も多くありますので、積極的に参加してみるとよいでしょう。

また、お互いにフォローを増やす目的で無言の配信を続ける部屋(通称:「無言部屋」)も存在しますが、相互フォローのみを目的とした部屋は規約上推奨されていません。

アカウント停止になったという例も聞きますので、個人的には控えたほうがよいと考えます。

④配信は一人よりも複数、講演よりも交流が◎

配信を行う場合は、一人よりも複数人が共同主催者となって立ち上げることをおすすめします。

よほどフォロワーの多いインフルエンサーや芸能人でもない限り、ひとりで配信を立ち上げても目に留まりません。

同じ業界・業種・テーマを設定し、複数人が主催者となって配信を立ち上げることで、広く参加者を集めることができます。

また配信のスタイルも、配信者(スピーカー)を固定する講演形式よりも、視聴者(オーディエンス)をどんどん登壇させて交流する交流会形式のほうが、より多くの人に届きやすくなります。

視聴者(オーディエンス)が登壇すると、フォロワーに「登壇している」という情報が一斉に通知されます。

それが呼び水となって視聴者(オーディエンス)が増加し、その中から再び登壇者(スピーカー)を選ぶことで、さらにそのフォロワーにも通知され……

といった形で、雪だるま式に視聴者を増やすことができます
image.png

  • 複数人で配信を立ち上げ、
  • 視聴者(オーディエンス)を巻き込み
  • 登壇者(スピーカー)をどんどん回転させていく

というスタイルが、Clubhouseで多くの視聴者を集めるコツ。
「自ら発信する」というより「多くの人と交流できる場を作り、運用していく」というスタイルが適しています。

(そのため、モデレータが注目されやすいSNS、などとも言われています)

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5.Clubhouseのビジネス活用事例

最後に、Clubhouseをビジネスで活用している事例について、いくつか紹介します。
Clubhouse内で視聴した内容を公開することは規約違反にあたるため、具体的な内容は伏せてお伝えします。

①現場の声を定期的に発信

配信日を決めて、現場の声や様子を定期的に発信していく形での活用事例です。

特にEC等のサービスにおいては、「生産者の声」を届けていくことで、ユーザーに親しみを感じてもらうことが期待できます。

②公開相談・コンサル

特定の専門家が、Clubhouse内で相談を募り、回答していくタイプの配信です。
配信中に別途、非公開で1対1のトークルームを立ち上げることもできるため、

オープンな場である程度概要を聞いてから、より詳細な話を1対1で聞く……といった活用も可能です。

③採用イベント

トークルームを会社説明会の場として、採用志望者に向けて発信するパターンです。

 前述の1対1のトークルームでそのまま志望者と面接を行ったり、志望者を登壇させてそのままグループディスカッションの場に移行したりと、幅広い活用が見込まれています。

以上のとおり、いくつか見てきたClubhouseのビジネス活用事例をお伝えしました。

ただ、いずれの活用においても、Clubhouseのコンテンツが記録できない点に注意が必要です。

Clubhouseは配信の記録を残しておらず、また話した内容のメモを取ったり、他の場所で公開したりすることも規約で禁じられています。

そのためClubhouseで配信を行う際は、自身のプロフィールと公式のSNSを紐づけておくなど、配信を他のチャネルでの繋がりに着地させつつ、継続してコンテンツに触れてもらう工夫が必要となります。

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6.さまざまなポテンシャルを秘めたClubhouse

日本版のリリースからまだ2週間ほどしか経っていないClubhouseですが、早くもさまざまな流れが生まれています。

落語家による寄席や、朗読劇の配信、なりきりルームなどなど……。

ながら聞きのできる「音声」というスタイルと、「受け手/届け手が流動的に変わる」という設計が生むコミュニケーションの形態は、果たしてどのようなコンテンツを今後生み出していくのでしょうか。

最近は招待枠があふれることも多くなってきたため、参加も以前より容易になってきています。
気になった方はぜひ、利用してみてください。

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この記事を書いた人

森石 豊

コンサルタント

STUDIO EURYGRAPH

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横浜国立大学卒。編集プロダクションにて3年勤務の後、香港最大級のニュースメディア「Apple Daily」にて、脚本・ナレーション・ディレクターをつとめる。

2018年に帰国後、リーガルテックのスタートアップ企業にてメディア編集長を務めたのち独立。BtoB向けオンライン展示会「IT&MARKETING EXPO」の総合ディレクターをはじめ、複数のスタートアップ企業にゼロイチ段階で関わる。

また「維嶋津」というペンネームでSF作家としても活動。SFとスタートアップを繋ぐ試みとして、オンラインメディア「ミライズマガジン」を主宰している。

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