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日米地位協定と在留資格!

 元米軍基地従業員なのでこんな情報も入ってきます。
 日米地位協定って一般的ではないので知らない人も多いかと思いますが在日米軍基地の軍人および関係者に関する協定のことです。

 日米地位協定(SOFA:Japan Status Of Forces Agreement)によって日本に在留する外国人、すなわち在日米軍の軍人及びその関係者(軍属及び米軍当局が認めた家族)の外国人は、日米地位協定に基づき上陸審査の対象になりません。

 したがって、通常の外国人のように在留資格は有していません。

 要するに在日米軍およびその関係者は在留カ-ドはなくこの日米地位協定に基いて日本に駐留しており在留カ-ドではなくこのSOFAの証明書により在留ではなくて駐留(ある一定期間留まる)しているということです。

 しかしこの在日米軍の関係者が日本人と結婚すると日本人の配偶者になるので配偶者ビザ(家族滞在)を申請することができます。

 しかしそうすると日本に在留もしくは駐留する理由が複数になるのでSOFA(日米地位協定)か配偶者ビザかを選択しなければなりません。

 日米地位協定(SOFA:Japan Status Of Forces)の管轄省庁は外務省で配偶者ビザ(在留資格)の管轄省庁は法務省なのでSOFAの駐留資格のまま配偶者ビザを申請してもわからないという話があります。

 いわゆる二重国籍のような状態で双方の特典を受けられるというような情報が入ってきました。

 これによりどのようなことが起きるかというとSOFAは在留資格ではないのでGotoトラベルのような日本人の特典は使えませんが配偶者ビザは在留資格なのでこの特典を使うことができます。

 また定額給付金は日本に住む外国人にも給付されましたがアメリカでも同様な給付があり何とアメリカからも日本からも給付金が支給されるというような事が現実にはあるそうです。

 これが出来るのは日本人の配偶者だと思いますが例えば配偶者がSOFAの駐留資格だと米軍から給料は支給されているので日本では無職である、として配偶者ビザを申請してもまずわからないと思います。

 この話を聞いた時にSOFAの駐留米国軍人が日本のこのような制度を悪用するような事を思いつく訳はない、すなわち日本側の協力者がいると思っております。

 それが同業でないことを祈ります??

ここに知識を出品

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この記事を書いた人

蒔苗 比呂志

行政書士

行政書士MACKY国際法務事務所

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はじめまして、行政書士の蒔苗比呂志と申します。
外国人の在留資格の申請、近年では2019年に始まった特定技能外国人の採用、各種在留許可についてのご相談、申請承ります。
その他建設業、民泊などの各種許認可申請、持続化補助金の申請なども承ります。
基本的に初回相談は無料にて承ります。

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