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JASDAQにおける上場審査基準

この記事でわかること

  • JASDAQのより詳細な上場審査基準
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はじめに

東京証券所は、一部、二部、マザーズ、JASDAQの4つの市場運営をしています。一部、二部は本則市場とも呼ばれ、一般企業向けの市場となる一方で、マザーズとJASDAQは新興企業向けの市場です。

さらに、JASDAQは、スタンダード市場とグロース市場に分かれており、それぞれ特徴があります。

スタンダード市場は一定の規模と実績がある成長企業、グロース市場は特色のある技術やビジネスモデルを所有している将来大きな発展が見込める会社を対象にしています。

本記事ではJASDAQ市場における上場審査の基準について解説していきます。JASDAQ市場での上場を目指す経営者・役員は、どのような審査があるのかを確認しておきましょう。

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1.JASDAQ市場における形式基準

形式基準とは、上場までに最低限達成すべき数値や事実から判断が下されます。株主数、上場時公募・売出、流通株式時価総額、利益額、純資産額などが該当し、事細かに決められています。

まずはスタンダード市場とグロース市場、各々の形式基準をチェックしましょう。
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参考:日本取引所グループ「上場審査基準(JASDAQ)

①株主数

株主数の基準は、上場日において見込み数が200人以上の到達が条件として求められます。ほとんどの場合、上場申請直後には株主数が足りない状況がほとんどです。200人以上の達成に向けて、上場前公募・売出を行います。

②上場時公募・売出

上場申請日から上場日前日までの期間に実施される公募増資・売出を示します。一定以上の浮動株式と株主数を作り、上場後の株主に変化や流れをもたせることが目的です。JASDAQ市場では、1,000単位以上または上場株主数の10%のいずれか多い株主数以上が求められます。

③流通株式時価総額

流通株式は、株式市場において流通性が期待できる株式を示します。流通株式数に株価をかけ合わせて算定したものを流通株式時価総額と言います。なお、上場時の公募・売出の見込み価格が株価として承認されます。上場日までに5億円の流通株式時価総額が見込める状態が不可欠です。

④純資産額

スタンダードでは上場時に2億円以上の純資産額が見込めること、グロースでは純資産額がプラスと見込める状況であることが求められます。

純資産額は、上場を申請した日の直前期の末日時点での純資産額に、上場時の公募で増える純資産額の見込み額を加えた総額を指します。

⑤利益額

スタンダード市場では、最近1年間の利益額が1億円以上であることを求められます。ただし、上場日までに時価総額が50億円以上見込める場合、利益額は問われません。連結損益計算書に基づいて算定した利益額が審査の対象となります。

なお、グロース市場に上場する場合、利益額は問われません。

⑥財務諸表、監査意見

監査報告書、中間監査報告書もしくは四半期レビュー報告書に関わる財務諸表や有価証券報告書について、虚偽を含んでいないことを証明しなければなりません。

また、直前々期と直前期の監査報告書の監査意見の指定にも違いがみられます。

直前々期の監査では、除外事項を付け加えた限定付き適正を監査法人などが出せば問題ありませんが、直前期の場合は、必要な項目すべてにおいて適正であると判断する無限定適正が必須となります。

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2.JASDAQ市場における実質基準

実質基準とは、企業が安定して収益をあげられるか、将来の著しい発展や進歩が見込めるか、社内体制が整っているかなど、上場企業として適正が認められるかを判定を行うための基準です。

形式基準と違い、具体的な数値などは設定されていません。実質審査のポイントに従い、各企業ごとに経営や事業の実際の機能において達成度合いをチェックします。

JASDAQでは、スタンダードとグロースで別の実質基準を設けています。スタンダード市場の実質基準は東証一部・二部に近しく、グロース市場はマザーズ市場に近しい内容を制定しています。

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スタンダードは、規定に定められたの企業規模と業績がある企業が対象で、事業活動を続ける上で支障がない状態や企業統治(コーポレート・ガバナンスの確保)や内部管理体制が妥当に確保され、活用されている状態を重要視します。

反して、グロースは高い成長の見込みがあること、発展段階に沿った社内統治や内部管理体制の確保や活用状況に重点をおいて審査します。

新規上場申請のための有価証券報告書およびJASDAQ上場申請レポートに記載された内容が、主な審査対象の内容として審査を実施します。審査方法は、提出書類の確認に加え、実地調査やヒアリング等です。

また、グロース市場に上場後は、毎年3ヶ年以上の中期経営計画を策定し、証券取引所へ提出する義務が発生します。中期経営計画では、前年度の事業計画の達成状況や成果、今後の課題、連結会計年度に係る事業計画の内容などの記載が求められます。

加えて、投資家に対し、年に1回以上の説明会開催も必須です。

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まとめ

JASDAQはスタンダード市場とグロース市場でそれぞれ対象企業や基準の項目内容が異なります。それぞれの特徴に合わせた形式基準と実質基準が制定されているので、上場を目指す意向が決まった時点でよく条件を確認するようにしましょう。

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