海外企業からクロスボーダーM&Aの打診があります。国内M&Aとの違いや特に注意すべき点を教えてください。
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回答1件
クロスボーダーM&Aは、国内の案件に比べて複雑になる場面が多く、いくつか注意しておきたい点があります。
法務面での違い
- どの国の法律をベースに契約するか（準拠法）や、国際契約ならではの条文設計が必要になります。
- 日本と相手国、それぞれの法規制に対応する必要があり、特に個人情報保護の考え方には差があります。
- 外為法（外国為替及び外国貿易法）に基づく事前届出が求められるケースもあり、見落とさないように注意が必要です。
- 知的財産の権利が対象国でもきちんと保護されているか、事前に確認しておく必要があります。
- 紛争が起きた場合の対応方法（国際仲裁を含む）も、契約段階で整えておくことが望ましいです。
デューデリジェンス（DD）でもいくつか特徴があります。
言語や文化の違いによって、情報の粒度や開示スタイルに差が出ることがあります。
また、IFRSや...
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