• 投稿する

一覧へ戻る

【無料】金銭消費貸借契約書のひな形と注意点│民法改正対応済

  • 83.8k

  • 815

  • 8

いますぐ無料ダウンロード

【無料】金銭消費貸借契約書のひな形と注意点│民法改正対応済

レビュー

データファイルのダウンロード、利用、購入に関してはKnowHowsの利用規約を十分にご確認の上、ご利用下さい。

無料会員は月に1回まで無料でダウンロードできます。

金銭消費貸借契約(お金の貸し借り)を締結するときには、「金銭消費貸借契約書」という書類を用いるのが通例です。しかし、イチから作成すると、重要事項の抜け漏れが発生するおそれがあります。ここで、基本のテンプレートを公開していますので、ぜひご利用ください。

後述に重要なポイントを解説しております。


日本初の詳細な株価算定無料ツールを提供中!!!代理入力も可能!https://knowhows.jp/lp_howmuch

KnowHowsはユーザーの皆様の声にもとづき、最新のフォーマットを随時追加していきます。有料会員登録をしていただくことで、さまざまな契約書や公式ノウハウをより多くダウンロードして頂けます。

有料会員の様々な特典はこちらから


この契約書の利用シーン、意義概要

お金の貸し借りを行う際に締結する契約書のフォーマットです。

後日、「借りていない」といった争いを起こさないようにするため、お金の貸し借りを行ったエビデンスをきちんと残しておくことが重要となります。

契約書の一部抜粋

金銭消費貸借契約書

【貸主】●●●●(以下「甲」という。)と【借主】●●●●(以下「乙」という。)は、本日、次のとおり金銭消費貸借契約(以下「本契約」という。)を締結する。

第1条 (消費貸借の合意)

甲は、乙に対し、本日金●●万円(以下「本貸付金」という。)を貸し渡し、乙はこれを借り受けた。

第2条 (借入内容) 

本貸付金の借入内容については以下のとおりとする。

① 利息

年●パーセント(年365日日割計算)

② 弁済期 

  • 元本については、●●年●月から●●年●月まで毎月末日限り各金●万円(●回払い)
  • 利息については、●●年●月から●●年●月まで毎月末日限り各金●円

③ 支払方法

乙は、甲に対し、前号の期限までに、元利金を持参、甲の口座への振込送金その他甲の指定する方法で支払う。なお、振込手数料は乙の負担とする。

(以下、ダウンロードすると全文をご確認頂けます)

この契約書の重要ポイント

この契約書は、お金の貸主側を有利にすることを想定して作成されています。

金銭消費貸借契約書を締結する場合、貸主側は以下のような点に気をつけてください。

① 消費貸借の内容(第1条、第2条)

お金を「いくら」「いつまで」貸したのかについて、明確にしておきましょう。

また利息についても事前に明確に定めておかないと、個人間の貸し借りにおいて利息を請求することができなくなります

② 利率(第2条第1項第1号)

改正民法404条は変動利率を定めていますので、利息の特約をしていない場合には、利息金の計算が煩雑になる可能性があります。契約書上での利率の合意を明記しておくとよいでしょう

③ 連帯保証(第3条)

第三者に連帯保証を行わせることによって、万が一借主が返済を行うことができなくなった場合に回収不能となることを防ぐことができます。

法律上、保証を行わせるには書面が必要とされているため、単に口頭で連帯保証の約束を取り付けるだけでなく、きちんと契約書に明記することが重要です。

なお民法改正により、個人が事業用融資の保証人になる場合、保証人に対して公証人による保証意思の事前確認が必要になりました

ただしこの意思確認の手続きは、次のような借主の事業と関係の深い人については不要です。

  1. 借主が法人である場合には、その法人の理事、取締役、執行役や、議決権の過半数を有する株主等
  2. 借主が個人である場合には、主債務者と共同して事業を行っている共同事業者や、主債務者の事業に現に従事している主債務者の配偶者

金銭消費貸借契約を締結する際は、事前に借主と連帯保証人の関係について確認し、必要に応じて公証人による保証意思確認手続きをとるようにしましょう

また民法改正により、借主が、

  1. 事業のため自己負担する債務について、
  2. 他人に保証人になるよう依頼する

という場合、相手が保証人になるかどうかを決める一定の判断材料(借主の財産・収支状況や他の債務の情報)を借主が提供する義務を負うことになりました。

貸主としては、金銭消費貸借契約を締結する前に、借主がこの義務を履行しているかを確認することが重要です。

④ 期限の利益喪失条項(第4条)

お金を貸したあとで借主側の財務状況が悪化した場合、貸したお金の回収ができなくなってしまうリスクがあります。

こういった事情が発生した場合に未返済金額について少しでも早く一括回収できるよう、期限の利益喪失条項を定めておくことが非常に重要です。

なお民法改正により、借主が期限の利益を喪失した場合、貸主はそれを知ってから2か月以内に、借主の保証人(※個人の場合に限る)に対し、その旨を通知することが必要となりました。

⑤ その他

貸主側としては、連帯保証という人的な担保に加えて物的担保の設定などを行うことで、万が一の場合における回収可能性を高めることができます。

また、契約書の公正証書化などを行うことによって、いざというときに裁判手続きを経ることなく強制執行手続きができるよう備えておくこともできます。

契約書イメージ - 【無料】金銭消費貸借契約書のひな形と注意点│民法改正対応済

【無料】金銭消費貸借契約書のひな形と注意点│民法改正対応済をダウンロード

データファイルのダウンロード、利用、購入に関してはKnowHowsの利用規約を十分にご確認の上、ご利用下さい。

無料会員は月に1回まで無料でダウンロードできます。

本エリアに対するバナー掲載、
広告やご提携のご相談は こちら

レビュー

1件のレビュー

  • 宮崎 清五

    2021/03/02

    すぐに必要だったので助かりました!
    内容もしっかりしたものだったので安心できました。

関連のある契約書フォーマット

  • 【無料】業務委託契約書のひな形(受注者有利形式)と契約のコツ│民法改正対応済

    取引相手から一定の業務を繰り返し受注することを予定している場合に、それらの受注について個別に締結する各契約について、あらかじめ共通のルールを定める契約書です。 この契約書を締結して基本的なルールを定め...

    • 116.7k

    • 2643

    • 18

  • 【無料】業務委託契約書のひな形(発注者有利形式)と契約のコツ│民法改正対応済

    一定の業務を繰り返し発注することを予定している場合に、それらの発注について個別に行う各契約について、あらかじめ共通のルールを定める契約書のフォーマットです。 この契約書によって基本的なルールを定めてお...

    • 27.8k

    • 1272

    • 6

  • 【無料】コンサルティング契約書のひな形(発注者有利)と契約のコツ│民法改正対応済

    この契約書は、発注者が、受注者に対して、自己の業務に関する指導、助言を求める場合など、コンサルティング業務を委託する際に使用する契約書です。 この契約書は、業務の発注側を有利にすることを想定して作成...

    • 18.8k

    • 657

    • 5

この契約書に質問してみませんか?
関連する質問がAIで生成されています。

金銭消費貸借契約を締結する際、連帯保証人としての義務及びその責任範囲について教えていただけますでしょうか。特に、個人保証の場合と法人保証の場合でどのような違いがあるか、具体的に知りたいです。

この質問で投稿する

契約書の公正証書化について詳しく知りたいのですが、公正証書にすることでどのようなメリットがあり、具体的な手続き方法や費用を教えていただけると助かります。

この質問で投稿する

貸主として、借主の財務状況や収支状況の確認をどのように行うべきかについて教えてください。特に、事前に確認すべき書類や情報について具体的に知りたいです。

この質問で投稿する

民法改正による保証意思の事前確認手続きについて、どのような書類を準備し、公証人に対してどのような説明を行えば良いのか、具体的な流れを教えてください。

この質問で投稿する

借主が期限の利益を喪失した場合の借金回収の方法と、保証人への通知方法について具体的な手順を教えてください。特に、通知を怠った場合の影響についても知りたいです。

この質問で投稿する

契約書内に設定する期限の利益喪失条項の内容をどのように記載すれば最も効果的か、具体例を交えて教えてください。

この質問で投稿する

事業用融資の保証人に対する保証意思の事前確認が必要なケースと不要なケースについて、具体的な例やケーススタディを通じてご説明いただけると助かります。

この質問で投稿する

物的担保を設定する方法とその際の注意点について詳しく教えてください。特に、不動産や動産を担保にする場合の具体的な手続きやリスクについて知りたいです。

この質問で投稿する

金銭消費貸借契約書の更新や変更を行う際の手順について教えてください。特に、契約書の条項変更時に注意すべき点や、法的な問題点について知りたいです。

この質問で投稿する

金銭消費貸借契約の一括返済請求を行う際の手順と必要な書類について詳細を教えていただけますでしょうか。特に、借主が返済不能に陥った場合の対応策について知りたいです。

この質問で投稿する

閉じる